乳がんになりやすい人・なりにくい人とは?乳がん知識のホントとウソ
女性で最も多いと言われるがんが「乳がん」。乳がんになりやすい人となりにくい人の正しい知識を、昭和大学医学部准教授の明石定子先生が教えてくれました。
2017年2月4日放送の『世界一受けたい授業』から
この知識はホント。
国立がん研究センターが5万人の女性に対して行った研究で、160cm以上の人は、148cm以下の女性に比べ、乳がんの発症率が閉経前の人で1.5倍、閉経後の人で2.4倍になるそうです。
その理由は、成長期に成長が早かった人は、女性ホルモンや成長ホルモンの分泌が早く、そのことが影響していると言われています。
この知識はウソ。
胸の大きさと乳がんのリスクは関係ないそうです。
また、牛乳やチーズなどの乳製品を多く摂ると乳がんになりやすいという知識もウソです。
しかし太っている人が乳がんになりやすいのはホント。
太っている人(BMI30以上の人)は、標準体形の人に比べ2倍リスクが上がると言われています。
いくら胸が大きくても発症リスクは変わらないからと言って、やっぱり太りすぎは何事においても、健康にはよくないと言えるようです。
この知識はホント。
アルコールを分解したときに発生する『アセトアルデヒド』に発がん性があるといいます。
一日に、日本酒なら1合、ビールなら大瓶1本、ワインならグラス2杯、これ以上を一日で飲む人は乳がんの発がんリスクが高まると言われます。
この知識はウソ。
しこりの8割は良性のものと言われ、特に生理前に見つかったしこりは女性ホルモンの影響で乳腺が張り固くなっている場合が多いのです。
その場合は、生理後にもう一度チェックし、しこりが消えていれば心配はありません。
なお良性のものは、一般にツルッとしていて触ると良く動き、悪性のものはゴツゴツしていて動きが悪いといいます。(素人判断は難しいので受診へ)
この知識はウソ。
乳がんは痛みを感じないことが多いです。痛みの原因は女性ホルモンの影響であることが多いため、乳がんであることは少ないそうです。
この知識はホント。
毎日適度な運動をしている人は、そうでない人に比べ、乳がんのリスクが3分の1に減るというデータがあるといいます。
少し汗ばむ程度の運動を毎日続けることが大切だそうです。
乳がんは痛みを感じないことが多いです。痛みの原因は女性ホルモンの影響であることが多いため、乳がんであることは少ないそうです。
乳がんになりやすい人・なりにくい人とは?乳がん知識のホントとウソ
乳がん マンモグラフィ検査と超音波(エコー)検査のメリット、デメリットとは
2017年2月4日放送の『世界一受けたい授業』から
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背の高い女性は乳がんになりやすい?
この知識はホント。
国立がん研究センターが5万人の女性に対して行った研究で、160cm以上の人は、148cm以下の女性に比べ、乳がんの発症率が閉経前の人で1.5倍、閉経後の人で2.4倍になるそうです。
その理由は、成長期に成長が早かった人は、女性ホルモンや成長ホルモンの分泌が早く、そのことが影響していると言われています。
胸が大きい方が乳がんになりやすい?太っている人はどう?
この知識はウソ。
胸の大きさと乳がんのリスクは関係ないそうです。
また、牛乳やチーズなどの乳製品を多く摂ると乳がんになりやすいという知識もウソです。
しかし太っている人が乳がんになりやすいのはホント。
太っている人(BMI30以上の人)は、標準体形の人に比べ2倍リスクが上がると言われています。
いくら胸が大きくても発症リスクは変わらないからと言って、やっぱり太りすぎは何事においても、健康にはよくないと言えるようです。
毎日お酒をいっぱい飲む人は乳がんになりやすい?
この知識はホント。
アルコールを分解したときに発生する『アセトアルデヒド』に発がん性があるといいます。
一日に、日本酒なら1合、ビールなら大瓶1本、ワインならグラス2杯、これ以上を一日で飲む人は乳がんの発がんリスクが高まると言われます。
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しこりが見つかったら乳がんの可能性が高い?
この知識はウソ。
しこりの8割は良性のものと言われ、特に生理前に見つかったしこりは女性ホルモンの影響で乳腺が張り固くなっている場合が多いのです。
その場合は、生理後にもう一度チェックし、しこりが消えていれば心配はありません。
なお良性のものは、一般にツルッとしていて触ると良く動き、悪性のものはゴツゴツしていて動きが悪いといいます。(素人判断は難しいので受診へ)
乳がんは胸に痛みを感じる?
この知識はウソ。
乳がんは痛みを感じないことが多いです。痛みの原因は女性ホルモンの影響であることが多いため、乳がんであることは少ないそうです。
運動をすれば乳がんのリスクは下がる?
この知識はホント。
毎日適度な運動をしている人は、そうでない人に比べ、乳がんのリスクが3分の1に減るというデータがあるといいます。
少し汗ばむ程度の運動を毎日続けることが大切だそうです。
乳がんは痛みを感じないことが多いです。痛みの原因は女性ホルモンの影響であることが多いため、乳がんであることは少ないそうです。
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乳がんになりやすい人・なりにくい人とは?乳がん知識のホントとウソ
乳がん マンモグラフィ検査と超音波(エコー)検査のメリット、デメリットとは
乳がん マンモグラフィ検査と超音波(エコー)検査のメリット、デメリットとは
女性で最も多いと言われるがんが「乳がん」。乳がん検診の正しい知識について、昭和大学医学部准教授の明石定子先生が教えてくれました。
2017年2月4日放送の『世界一受けたい授業』から
乳房をX線撮影し、乳がんの早期発見のために行うマンモグラフィ検査は検査時間が短いというメリットがあります。
しかし日本人女性の半数以上は、デンスブレストと呼ばれる乳腺の濃度が高い乳房の人で、X線撮影した写真は乳房全体が真っ白になり、乳がんと見分けがつきにくいため、がんを見落としやすくなるのです。
そんなデンスブレストの女性にオススメの検査が『超音波検査』。いわゆる『エコー検査』と呼ばれるものです。
エコーに写ったがんは、デンスブレストの女性でも、はっきりと写し出す(黒い影)ことができます。
そんなメリットがある超音波検査ですが、乳房全体を診るのに時間がかかったり、検査技師の技量で検査結果に差が出てしまうデメリットもあります。
そんなメリット・デメリットがあるマンモグラフィ検査と超音波検査。明石先生がオススメするのが、2つの検査の併用。
併用した場合、40代女性で発見率が1.5倍に上がるといいます。
なお20~30代の若い女性は、マンモグラフィの被ばくの問題があり、乳がんの発生リスクも非常に低いため、慌てて検診を受けなくても良いそうです。
ただし家族に乳がんを発症した人がいる場合は、早くからの検診をオススメするそうです。
デンスブレストの人には乳がんの発見率が下がってしまうマンモグラフィですが、今は3Dマンモグラフィも登場しています。
従来の撮影は一方向からしかできず、乳腺濃度の瓦解デンスブレストの内部のがんが発見できない場合馬ありましたが、3Dマンモグラフィでは乳房を1mm間隔の断面で撮影するため、デンスブレストの人など、内部の小さながんも発見できるようになりました。
なお検査時間は従来のマンモグラフィと同じ15分。費用は約1万6000円(自費診療)です。
乳がんになりやすい人・なりにくい人とは?乳がん知識のホントとウソ
乳がん マンモグラフィ検査と超音波(エコー)検査のメリット、デメリットとは
2017年2月4日放送の『世界一受けたい授業』から
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マンモグラフィ検査でがんは見つかりにくい
乳房をX線撮影し、乳がんの早期発見のために行うマンモグラフィ検査は検査時間が短いというメリットがあります。
しかし日本人女性の半数以上は、デンスブレストと呼ばれる乳腺の濃度が高い乳房の人で、X線撮影した写真は乳房全体が真っ白になり、乳がんと見分けがつきにくいため、がんを見落としやすくなるのです。
第2の検査「超音波検査」とは
そんなデンスブレストの女性にオススメの検査が『超音波検査』。いわゆる『エコー検査』と呼ばれるものです。
エコーに写ったがんは、デンスブレストの女性でも、はっきりと写し出す(黒い影)ことができます。
そんなメリットがある超音波検査ですが、乳房全体を診るのに時間がかかったり、検査技師の技量で検査結果に差が出てしまうデメリットもあります。
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どっちがいいの?マンモグラフィ検査と超音波検査
そんなメリット・デメリットがあるマンモグラフィ検査と超音波検査。明石先生がオススメするのが、2つの検査の併用。
併用した場合、40代女性で発見率が1.5倍に上がるといいます。
なお20~30代の若い女性は、マンモグラフィの被ばくの問題があり、乳がんの発生リスクも非常に低いため、慌てて検診を受けなくても良いそうです。
ただし家族に乳がんを発症した人がいる場合は、早くからの検診をオススメするそうです。
3Dマンモグラフィならデンスブレストの人でも写る
デンスブレストの人には乳がんの発見率が下がってしまうマンモグラフィですが、今は3Dマンモグラフィも登場しています。
従来の撮影は一方向からしかできず、乳腺濃度の瓦解デンスブレストの内部のがんが発見できない場合馬ありましたが、3Dマンモグラフィでは乳房を1mm間隔の断面で撮影するため、デンスブレストの人など、内部の小さながんも発見できるようになりました。
なお検査時間は従来のマンモグラフィと同じ15分。費用は約1万6000円(自費診療)です。
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乳がん マンモグラフィ検査と超音波(エコー)検査のメリット、デメリットとは