圧迫骨折からみる背骨とは
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背骨は頸椎、胸椎、腰椎、仙椎からできている
背骨(脊椎せきつい)は上から
頸椎(けいつい)7個、胸椎(きょうつい)12個、腰椎(ようつい)5個、仙椎1個の計25個からできている
胸椎は左右に肋骨がついた脊椎で、それより上を頸椎、下を腰椎と分けるとわかりやすい
骨の役割
骨には体を支えるという役割のほかに、2つの重要な役割がある
・血中のカルシウム濃度を一定保つためのカルシウム貯蔵庫としての役割
・骨髄で血液を作る役割
特に1つ目の役割は、カルシウムを骨から溶かしたり、骨に蓄積させるため、骨粗しょう症や圧迫骨折と直接関係のある重要な作用である
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骨の構造
・骨は皮質骨と海綿骨からできている
・皮質骨は緻密で硬く、外からかかる力を分散させる
・海綿骨は細かい網目状になっていて、外からかかる力を吸収する
・大腿骨の皮質骨は、使用前のトイレットペーパー(白い髪の部分が皮質骨)のイメージで厚く、椎体の腓骨は使用後のトイレットペーパーのように薄い
・脊椎の椎体が海綿骨でできているのは、骨が硬すぎると椎間板(軟骨)を痛めてしまうためである
骨の成分
・骨はたくさんのコラーゲン線維の間にカルシウムとリン酸でできたヒドロキシアパタイト『Ca10(PO4)6(OH)2』が沈着してできている
・コラーゲン線維とヒドロキシアパタイトの比率は50対50であり、鉄筋コンクリートに例えるとコラーゲン繊維はの鉄筋にあたり、たわみや伸びに強く、ヒドロキシアパタイトはコンクリートにあたり、圧縮する力に強い
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2019-05-30 13:47
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