ハヤシライスを食べて1年間入院の原因とは? ザ!世界仰天ニュース 6月27日
今回の仰天は『身近に潜む危険な食べ物!』お好み焼き、スポーツドリンク、ハヤシライスなどで人々がと倒れてしまった意外な原因とは?
2017年6月27日O.A.「ザ!世界仰天ニュース」
お好み焼きを食べた母娘が、呼吸困難、目に充血などのアレルギー反応を示した。原因はお好み焼き粉に大量繁殖したダニ。
台所では数週間でダニが繁殖するときがある。アレルギーの原因物質は、加熱してもなくならないため、ダニの繁殖を抑えるしかない。それには、密閉容器に入れて冷蔵庫での保管するのが良い。
同じ粉製品の薄力小麦粉、強力小麦粉、コンスターチには動物性タンパク質が含まれていないため、ダニの繁殖は低い。反対にパンケーキ粉などは動物性タンパク質を含むので注意が必要だ。
少年たちが、一人の少年が持ってきたスポーツドリンクを飲んで、吐き気、頭痛、めまいを発症した。原因は水筒から溶け出した銅による急性銅中毒。 水筒はステンレス製だったが、スチールたわしで洗っていたため、ステンレスが傷つき、その下の銅がむき出しに。そこへ酸性のスポーツドリンクを入れたため銅が溶け出し、急性銅中毒になってしまったのだ。 同じような例に、弁当屋の焼きそばで急性銅中毒の客が出た。原因は古い銅鍋でソース(酸性)を使ったためだった。鍋は古くコーティングが剥がれていて銅がむき出しになっていた。
2017年6月27日O.A.「ザ!世界仰天ニュース」
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お好み焼きで『ダニ経口摂取によるアナフィラキシー』を発症
お好み焼きを食べた母娘が、呼吸困難、目に充血などのアレルギー反応を示した。原因はお好み焼き粉に大量繁殖したダニ。
台所では数週間でダニが繁殖するときがある。アレルギーの原因物質は、加熱してもなくならないため、ダニの繁殖を抑えるしかない。それには、密閉容器に入れて冷蔵庫での保管するのが良い。
同じ粉製品の薄力小麦粉、強力小麦粉、コンスターチには動物性タンパク質が含まれていないため、ダニの繁殖は低い。反対にパンケーキ粉などは動物性タンパク質を含むので注意が必要だ。
スポーツドリンクで『急性銅中毒』を発症
少年たちが、一人の少年が持ってきたスポーツドリンクを飲んで、吐き気、頭痛、めまいを発症した。原因は水筒から溶け出した銅による急性銅中毒。 水筒はステンレス製だったが、スチールたわしで洗っていたため、ステンレスが傷つき、その下の銅がむき出しに。そこへ酸性のスポーツドリンクを入れたため銅が溶け出し、急性銅中毒になってしまったのだ。 同じような例に、弁当屋の焼きそばで急性銅中毒の客が出た。原因は古い銅鍋でソース(酸性)を使ったためだった。鍋は古くコーティングが剥がれていて銅がむき出しになっていた。
ハヤシライスで『ボツリヌス症』を発症。
夏休み、兄妹は昼食にハヤシライスを食べた。異変に気づいた兄はすぐに吐き出したが、妹は一口分飲み込んでしまった。次の日、妹は手も握れないほど麻痺症状になってしまう。 原因はボツリヌス症。レトルト食品と勘違いした兄妹は、冷蔵が必要なチルド食品を夏場の部屋に保管。ボツリヌス菌が繁殖し、菌が出す毒素によって筋肉が麻痺してしまったのだ。 ボツリヌス菌の毒素で引き起こされる症状。この毒素は筋肉を麻痺させてしまう。少女には抗毒素を注射する治療が行われたが、退院まで1年もかかってしまった。
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2日目のカレーで『腹痛や下痢』を発症
2日目のカレーをおいしく感じる人もいるが、その中にはウェルシュ菌が大繁殖してい場合がある。ウェルシュ菌は臭いや味に変化を及ぼさないため、気付かずに食べてしまう危険がある。 しかもウェルシュ菌は熱に強く、100℃で4時間化熱しても死滅しない。そのため菌がいることに気づかずに45℃前後で放置すると大繁殖してしまう。 カレーのほか、スープ、煮物など大鍋で作る場合には注意が必要である。やはり冷凍や冷蔵での保存(小分けにするとなお良い)が大切だ。魚を食べて『アニサキス症』を発症
ユッケを食べて『腸管出血性大腸菌』を発症
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ハヤシライスを食べて1年間入院の原因とは? ザ!世界仰天ニュース 6月27日 体中をかきむしる少女【皮膚むしり症】 ザ!世界仰天ニュース体中をかきむしる少女【皮膚むしり症】 ザ!世界仰天ニュース
その少女の病名は「皮膚むしり症」。なぜ少女は体中をかきむしるようになり、現在どうしているのだろうか?
2016年2月17日O.A.「ザ!世界仰天ニュース」
体中をかきむしる症状に苦しむ少女は、カナダ・ダートマスにいたアンジェラ(10歳)。
彼女はクラスの誰よりも早くニキビができたため、からかいの対象になっていた。
そんなとき父親が脳卒中で倒れてしまう。一家の生活は激変。
母親は仕事帰りが遅く、乱れた食生活からアンジェラのニキビもさらに増え、学校ではイジメの対象になってしまった。
まもなく父親は退院したが、重い後遺症で寝たきりの状態。
アンジェラの心が休まる時間はなかった。
ニキビのせいで何もかもうまくいかないと感じたアンジェラは、ニキビを一つ潰した。
それが快感だったアンジェラはニキビを潰し始め、気分が良くヤメられなかった。
そんなことを繰り返すうちに、エスカレートしていき、カサついただけの肌を見つけると、無理やり爪で引っ掻いて取り除いていた。
ニキビより不思議な気持ち良さがあった。
やがて、極わずかなシミもむしり取るようになったアンジェラの傷に母親が気づく。
母親が皮膚科の医師に診せたが、乾燥肌で痒かったのだろうと診断されてしまう。
それ以降もかきむしりをヤメられないアンジェラは、正常な皮膚も引っかいたり、つまんだりを繰り返す。
そのときだけ、父親と話せない寂しさやイジメの辛さを忘れることができたのだった。
しかし、ふと我に返ると、汚い傷だらけの体‥自己嫌悪に陥るアンジェラ。
そのころから、肌の見えない服を選び、顔の傷を見られないように、顔を伏せていたがイジメは激しくなる一方だった。
すると、また無性に皮膚をむしりたい衝動にかられてしまうのだった。
ハヤシライスを食べて1年間入院の原因とは? ザ!世界仰天ニュース 6月27日
体中をかきむしる少女【皮膚むしり症】 ザ!世界仰天ニュース
2016年2月17日O.A.「ザ!世界仰天ニュース」
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原因の発端となったニキビ
体中をかきむしる症状に苦しむ少女は、カナダ・ダートマスにいたアンジェラ(10歳)。
彼女はクラスの誰よりも早くニキビができたため、からかいの対象になっていた。
そんなとき父親が脳卒中で倒れてしまう。一家の生活は激変。
母親は仕事帰りが遅く、乱れた食生活からアンジェラのニキビもさらに増え、学校ではイジメの対象になってしまった。
かきむしりが快感に
まもなく父親は退院したが、重い後遺症で寝たきりの状態。
アンジェラの心が休まる時間はなかった。
ニキビのせいで何もかもうまくいかないと感じたアンジェラは、ニキビを一つ潰した。
それが快感だったアンジェラはニキビを潰し始め、気分が良くヤメられなかった。
そんなことを繰り返すうちに、エスカレートしていき、カサついただけの肌を見つけると、無理やり爪で引っ掻いて取り除いていた。
ニキビより不思議な気持ち良さがあった。
病院で乾燥肌と誤診される
やがて、極わずかなシミもむしり取るようになったアンジェラの傷に母親が気づく。
母親が皮膚科の医師に診せたが、乾燥肌で痒かったのだろうと診断されてしまう。
それ以降もかきむしりをヤメられないアンジェラは、正常な皮膚も引っかいたり、つまんだりを繰り返す。
そのときだけ、父親と話せない寂しさやイジメの辛さを忘れることができたのだった。
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自己嫌悪に陥るアンジェラ
しかし、ふと我に返ると、汚い傷だらけの体‥自己嫌悪に陥るアンジェラ。
そのころから、肌の見えない服を選び、顔の傷を見られないように、顔を伏せていたがイジメは激しくなる一方だった。
すると、また無性に皮膚をむしりたい衝動にかられてしまうのだった。
皮膚むしり症(Skin Picking Disorder)
アンジェラのその後と現在
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ハヤシライスを食べて1年間入院の原因とは? ザ!世界仰天ニュース 6月27日
体中をかきむしる少女【皮膚むしり症】 ザ!世界仰天ニュース
脳血管性認知症とは?女性に比べ男性がないやすい原因と予防
2017年5月23日放送『林修の今でしょ!講座』から
脳血管性認知症とは、脳の血管が障害を起こすことで脳細胞がダメージを受け発症する病気のこと。
この脳血管性認知症は、女性に比べ男性がなりやすい。その理由が生活習慣の違い。主に飲酒・喫煙などが脳血管性の認知症リスクを高めているのだ。
つまり生活習慣を正せば、脳血管性認知症を防ぐことができるというわけである。
抗NMDA受容体脳炎 体が勝手に動き続ける病気
脳血管性認知症とは?女性に比べ男性がないやすい原因と予防
女性の更年期障害が脳卒中のリスクを増加させる。その理由とは‥
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脳血管性認知症とは
脳血管性認知症とは、脳の血管が障害を起こすことで脳細胞がダメージを受け発症する病気のこと。
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男性がなりやすい原因と予防
この脳血管性認知症は、女性に比べ男性がなりやすい。その理由が生活習慣の違い。主に飲酒・喫煙などが脳血管性の認知症リスクを高めているのだ。
つまり生活習慣を正せば、脳血管性認知症を防ぐことができるというわけである。
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女性の更年期障害が脳卒中のリスクを増加させる。その理由とは‥
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2017年5月23日放送『林修の今でしょ!講座』から
女性は男性に比べわずかに脳卒中になりやすい。その理由は女性に比べ血液が固まりにくいから。
女性は出産時に出血するが、それを止める働きが女性ホルモンにある。それが血管トラブルを招く恐れもあるのだ。
さらに女性ホルモンは減少するものの、更年期からの急激な体質変化が、脳卒中のリスクを増加させる。
そのリスクは50歳から急増するらしい。
女性更年期の脳卒中には、前兆がある。それが次の3つ。
①体重が増加してきた
②顔が赤くなってきた
③身長が1~2cm縮んだ
各々の理由は
①脂質代謝の悪化と悪玉コレステロールの増加
②月経がなくなったことによる赤血球の増加
③骨粗しょう症で身長が縮み前かがみになると、心肺が圧迫され、脳の酸素供給が減少する
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女性の更年期障害が脳卒中のリスクを増加させる。その理由とは‥
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女性は男性に比べ脳卒中になりやすい
女性は男性に比べわずかに脳卒中になりやすい。その理由は女性に比べ血液が固まりにくいから。
女性は出産時に出血するが、それを止める働きが女性ホルモンにある。それが血管トラブルを招く恐れもあるのだ。
さらに女性ホルモンは減少するものの、更年期からの急激な体質変化が、脳卒中のリスクを増加させる。
そのリスクは50歳から急増するらしい。
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更年期の脳卒中の前兆
女性更年期の脳卒中には、前兆がある。それが次の3つ。
①体重が増加してきた
②顔が赤くなってきた
③身長が1~2cm縮んだ
各々の理由は
①脂質代謝の悪化と悪玉コレステロールの増加
②月経がなくなったことによる赤血球の増加
③骨粗しょう症で身長が縮み前かがみになると、心肺が圧迫され、脳の酸素供給が減少する
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毛細血管を増やす食べ物や運動で脳卒中や認知症を防ぐ
2017年5月3日放送『林修 今でしょ!講座』から
毛細血管が減ると脳卒中の危険が上がる理由は、高血圧になりやすいから。
毛細血管が減り酸素や栄養が行き届かなくなることで、心臓は異常を察知し、より強い圧力で血液を押し流そうとする。
血管は強い圧力に耐えようと硬くなり、血圧が高い状態が慢性化し高血圧になる。
高血圧は血管が破裂するリスクが高いため、脳で血管が破裂すれば脳出血が起きてしまうというわけだ。
全身の血液の15%を必要とする脳には、毛細血管がびっしりと張り巡らされている。そんな脳で血液の流れが悪くなり、酸素や栄養が行き届かなくなると、脳の機能が低下し認知症につながるというわけである。
毛細血管が減る原因に、次の行動がある。
①サイズの合わない靴を履く→毛細血管を圧迫して血流が低下。ゴースト血管になりやすい
②猫背の姿勢で座る→血管が曲がり全身の血流が低下する
③顔への強すぎるマッサージ→脂肪と筋肉が少ない顔は強すぎる圧力で毛細血管が切れてしまう
つまり血流が低下する行動は、毛細血管の減少につながるわけだ。
逆に血流良くすれば、毛細血管は増える。具体的な方法として、運動・食べ物・入浴である
①運動…足首の曲げ伸ばし運動(毛細血管が多いふくらはぎを動かす)また耳や指先をマッサージする
②食べ物…シナモンを小さじ2分の1摂る(毛細血管の減少を防ぐ成分が含まれている)
③入浴…40℃のお湯に10分間浸かる。炭酸入浴剤を使う
毛細血管を増やす食べ物や運動で脳卒中や認知症を防ぐ
抗NMDA受容体脳炎 体が勝手に動き続ける病気
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毛細血管が減ると脳卒中の危険が上がる
毛細血管が減ると脳卒中の危険が上がる理由は、高血圧になりやすいから。
毛細血管が減り酸素や栄養が行き届かなくなることで、心臓は異常を察知し、より強い圧力で血液を押し流そうとする。
血管は強い圧力に耐えようと硬くなり、血圧が高い状態が慢性化し高血圧になる。
高血圧は血管が破裂するリスクが高いため、脳で血管が破裂すれば脳出血が起きてしまうというわけだ。
毛細血管が減るとアルツハイマー型認知症の危険も上がる
全身の血液の15%を必要とする脳には、毛細血管がびっしりと張り巡らされている。そんな脳で血液の流れが悪くなり、酸素や栄養が行き届かなくなると、脳の機能が低下し認知症につながるというわけである。
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毛細血管が減る原因とは
毛細血管が減る原因に、次の行動がある。
①サイズの合わない靴を履く→毛細血管を圧迫して血流が低下。ゴースト血管になりやすい
②猫背の姿勢で座る→血管が曲がり全身の血流が低下する
③顔への強すぎるマッサージ→脂肪と筋肉が少ない顔は強すぎる圧力で毛細血管が切れてしまう
つまり血流が低下する行動は、毛細血管の減少につながるわけだ。
毛細血管を増やす方法とは
逆に血流良くすれば、毛細血管は増える。具体的な方法として、運動・食べ物・入浴である
①運動…足首の曲げ伸ばし運動(毛細血管が多いふくらはぎを動かす)また耳や指先をマッサージする
②食べ物…シナモンを小さじ2分の1摂る(毛細血管の減少を防ぐ成分が含まれている)
③入浴…40℃のお湯に10分間浸かる。炭酸入浴剤を使う
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毛細血管を増やす食べ物や運動で脳卒中や認知症を防ぐ
抗NMDA受容体脳炎 体が勝手に動き続ける病気
抗NMDA受容体脳炎 体が勝手に動き続ける病気
2017年5月2日放送『ザ!世界仰天ニュース』から
体が勝手に動いているとき、女性に意識はない。
昔は、何かに取り憑かれたとして悪魔祓いをされたこともあるこの病気の正体は、抗NMDA受容体脳炎である。
この抗NMDA受容体脳炎とは、卵巣に良性の腫瘍や奇形腫ができた場合、それを排除するために作られる抗体が、何らかの理由で作られすぎ、連動して脳にも発生し、正常な脳を攻撃してしまう病気。
この抗体は、正常な神経回路を遮断し、間違った回路に繋いでしまうため、異常な言葉や動きが現れる。ただし、脳の神経細胞自体にダメージを与えることはない。
ある女性は初期症状に、頭痛、記憶の低下、言葉が出ない、高熱などが現れ、1週間後には、うめくようなうわ言や目をむく、体が勝手に動く(付随意様運動)、意識を失うなどの行動が起こり、その後言葉を失った。
その後、呼吸不全をきっかけに、抗NMDA受容体脳炎が疑われ、病名が判明することとなった。
★急な発熱から意思疎通ができないなどの症状が現れた場合、脳炎や脳腫瘍など脳の疾患を疑うが、この抗NMDA受容体脳炎は、脳波にもCT・MRIにも異常は現れず、唯一の検査は髄液検査である。
前述の説明で原因は卵巣にできた病原と書いたが、卵巣が原因の人は全体の4割で残りは原因不明であり、この女性の場合も卵巣に異常は見つからず、切除に至らなかった。
女性は、抗体の減らすあらゆる治療が行われたが、回復には至らず、卵巣の摘出が行われた。
手術の1週間後、高熱が下がり抗体の数値も減りはじめた。3か月後には、自発呼吸ができるようになり、これを機にアメリカから日本へ帰国。埼玉精神神経センター(神経内科 島津智一医師)へ入院した。
日本の規格に合わせ、薬を減らしたこともあり、再び不随意様運動が現れたが、治る病気であるため、動くことによる筋力増加、有酸素運動による血流の増加が期待できた。
その後女性は、帰国して2年後には立ち上がれるようになり、歩行、言葉も話せるようになっていった。
若い女性に多く、悪魔が取り憑いたように、幻覚・幻聴・パニックの後、意思疎通ができなくなるなど、最悪の場合は呼吸不全を起こし、死に至ることもある。軽度なら1週間ほどで自然に抗体が減少し、回復率は75%に達する。
重度なら手術で卵巣腫瘍を摘出することで、抗体が減り回復する。
この病気の原因物質を発見した医師は、スペインのダルマウ教授。
2007年、彼は髄液から病気の原因物質を発見した。
毛細血管を増やす食べ物や運動で脳卒中や認知症を防ぐ
抗NMDA受容体脳炎 体が勝手に動き続ける病気
脳血管性認知症とは?女性に比べ男性がないやすい原因と予防
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抗NMDA受容体脳炎とは
体が勝手に動いているとき、女性に意識はない。
昔は、何かに取り憑かれたとして悪魔祓いをされたこともあるこの病気の正体は、抗NMDA受容体脳炎である。
この抗NMDA受容体脳炎とは、卵巣に良性の腫瘍や奇形腫ができた場合、それを排除するために作られる抗体が、何らかの理由で作られすぎ、連動して脳にも発生し、正常な脳を攻撃してしまう病気。
この抗体は、正常な神経回路を遮断し、間違った回路に繋いでしまうため、異常な言葉や動きが現れる。ただし、脳の神経細胞自体にダメージを与えることはない。
抗NMDA受容体脳炎の初期症状
ある女性は初期症状に、頭痛、記憶の低下、言葉が出ない、高熱などが現れ、1週間後には、うめくようなうわ言や目をむく、体が勝手に動く(付随意様運動)、意識を失うなどの行動が起こり、その後言葉を失った。
その後、呼吸不全をきっかけに、抗NMDA受容体脳炎が疑われ、病名が判明することとなった。
抗NMDA受容体脳炎の検査
★急な発熱から意思疎通ができないなどの症状が現れた場合、脳炎や脳腫瘍など脳の疾患を疑うが、この抗NMDA受容体脳炎は、脳波にもCT・MRIにも異常は現れず、唯一の検査は髄液検査である。
卵巣が原因の人は全体の4割
前述の説明で原因は卵巣にできた病原と書いたが、卵巣が原因の人は全体の4割で残りは原因不明であり、この女性の場合も卵巣に異常は見つからず、切除に至らなかった。
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抗NMDA受容体脳炎の治療
女性は、抗体の減らすあらゆる治療が行われたが、回復には至らず、卵巣の摘出が行われた。
手術の1週間後、高熱が下がり抗体の数値も減りはじめた。3か月後には、自発呼吸ができるようになり、これを機にアメリカから日本へ帰国。埼玉精神神経センター(神経内科 島津智一医師)へ入院した。
日本の規格に合わせ、薬を減らしたこともあり、再び不随意様運動が現れたが、治る病気であるため、動くことによる筋力増加、有酸素運動による血流の増加が期待できた。
その後女性は、帰国して2年後には立ち上がれるようになり、歩行、言葉も話せるようになっていった。
抗NMDA受容体脳炎にかかりやすい人
若い女性に多く、悪魔が取り憑いたように、幻覚・幻聴・パニックの後、意思疎通ができなくなるなど、最悪の場合は呼吸不全を起こし、死に至ることもある。軽度なら1週間ほどで自然に抗体が減少し、回復率は75%に達する。
重度なら手術で卵巣腫瘍を摘出することで、抗体が減り回復する。
この病気の原因物質を発見した医師
この病気の原因物質を発見した医師は、スペインのダルマウ教授。
2007年、彼は髄液から病気の原因物質を発見した。
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毛細血管を増やす食べ物や運動で脳卒中や認知症を防ぐ
抗NMDA受容体脳炎 体が勝手に動き続ける病気
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脳のリスク
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貧血(鉄欠乏性貧血)
ドイツ(University Duisburg-Essen)の研究によると、貧血の人はそうでない人に比べ、軽度の認知症のリスクが、約2倍近く増えるという広告もある。
貧血対策に良い食べ物で真っ先に思い浮かべるのが、鉄分を多く含むレバーだが、牛レバーの7倍以上の鉄分を含む食べ物があさり(水煮)が上げられる。
2017年4月1日放送『世界一受けたい授業』から
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ストレス
人間はストレスで不安を感じると、不安を司る扁桃体が反応しストレスホルモンが発生すると、心拍数の上昇や血圧の上昇などの症状が現れる。
さらにストレスが重なると、血圧が異常に上昇。耐えきれなくなった脳の血管が破裂し脳出血を起こす原因にもなる。また過剰なストレスは、血を固まりやすくするため、脳梗塞を引き起こす危険があるため、適度なストレス解消が必要になる。
2017年4月1日放送『世界一受けたい授業』から
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脳のリスク
脳によい習慣
脳によい食べ物
2017年5月3日放送『林修 今でしょ!講座』から
毛細血管が減ると高血圧になりやすくなる。理由は高血圧になると血管が硬くなり、破裂するリスクが高まる。すると脳出血になる恐れが高くなる。
また、全身の血液の15%を必要とする脳で血流が悪くなれば、酸素や栄養が行き届かなくなり、脳の機能が低下し認知症につながる。
そこで毛細血管を増やす食べ物にシナモンがある。
シナモンには毛細血管を減少する成分が含まれていて、このシナモンを1日に小さじ2分の1の量を摂ると良いとされる。
2017年5月3日放送『林修 今でしょ!講座』から
まだ研究段階ではあるが、マカダミアナッツ油に含まれるパルミトレイン酸が、脳卒中の予防が期待されている。
ほんのり甘いオイルだが、糖質は低い。1日の適量は、小さじ1杯程度で、食べ方としてはパンにつけたり、コーヒーに入れて飲んだりする方法がある。
2017年4月18日放送『林修 今でしょ!講座』から
えごま油や亜麻仁油は、オメガ3の油で、その主成分であるαリノレン酸を豊富に含んでいる。
αリノレン酸は、体に入ると酵素によって、EPAやDHAに変化。このEPAやDHAは脳細胞を一番いい状態(柔らかい状態)を維持し、細胞内に栄養が入りやすくするため、認知症の予防につながるのだ。
オメガ3は、加熱に弱い油と言われているが、100℃を超えないような使い方(味噌汁に入れる、炒め物の仕上げに入れる)であれば問題はない。
2017年4月18日放送『林修 今でしょ!講座』から
えごま油や亜麻仁油のオメガ3と一緒に摂ると、認知症予防につながる食べ物は、ニンニク。
ニンニクに含まれるビタミンB6をはじめ、ビタミンB12、葉酸は、それ自体に認知症の予防がある。しかし、その効果があるのはオメガ3脂肪酸を摂っていた場合である。 ビタミンB12を多く含む食べ物には、鮭やしじみ、葉酸を多く含む食べ物には、枝豆やモロヘイヤなどがある。 2017年4月18日放送『林修 今でしょ!講座』から
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シナモン 毛細血管を増やす
毛細血管が減ると高血圧になりやすくなる。理由は高血圧になると血管が硬くなり、破裂するリスクが高まる。すると脳出血になる恐れが高くなる。
また、全身の血液の15%を必要とする脳で血流が悪くなれば、酸素や栄養が行き届かなくなり、脳の機能が低下し認知症につながる。
そこで毛細血管を増やす食べ物にシナモンがある。
シナモンには毛細血管を減少する成分が含まれていて、このシナモンを1日に小さじ2分の1の量を摂ると良いとされる。
2017年5月3日放送『林修 今でしょ!講座』から
マカダミアナッツ油(パルミトレイン酸)
まだ研究段階ではあるが、マカダミアナッツ油に含まれるパルミトレイン酸が、脳卒中の予防が期待されている。
ほんのり甘いオイルだが、糖質は低い。1日の適量は、小さじ1杯程度で、食べ方としてはパンにつけたり、コーヒーに入れて飲んだりする方法がある。
2017年4月18日放送『林修 今でしょ!講座』から
えごま油・亜麻仁油(αリノレン酸)
えごま油や亜麻仁油は、オメガ3の油で、その主成分であるαリノレン酸を豊富に含んでいる。
αリノレン酸は、体に入ると酵素によって、EPAやDHAに変化。このEPAやDHAは脳細胞を一番いい状態(柔らかい状態)を維持し、細胞内に栄養が入りやすくするため、認知症の予防につながるのだ。
オメガ3は、加熱に弱い油と言われているが、100℃を超えないような使い方(味噌汁に入れる、炒め物の仕上げに入れる)であれば問題はない。
2017年4月18日放送『林修 今でしょ!講座』から
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ニンニク(ビタミンB6)
えごま油や亜麻仁油のオメガ3と一緒に摂ると、認知症予防につながる食べ物は、ニンニク。
ニンニクに含まれるビタミンB6をはじめ、ビタミンB12、葉酸は、それ自体に認知症の予防がある。しかし、その効果があるのはオメガ3脂肪酸を摂っていた場合である。 ビタミンB12を多く含む食べ物には、鮭やしじみ、葉酸を多く含む食べ物には、枝豆やモロヘイヤなどがある。 2017年4月18日放送『林修 今でしょ!講座』から
あさり(水煮)
貧血(鉄欠乏性貧血)の人はそうでない人に比べ、軽度の認知症のリスクが、約2倍近く増えるという広告がある。 そこで貧血対策に良い食べ物が、牛レバーの7倍以上の鉄分を含む食べ物があさり(水煮)。 貧血対策の目安として、あさりを6~7粒食べれば、1日に必要な鉄分の約半分が摂取できる。 2017年4月1日放送『世界一受けたい授業』から
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脳によい食べ物がん治療の最新治療 ゲノム編集でスーパーT細胞を作る
2017年5月日放送『サイエンスZERO』から
今人間の遺伝子をゲノム編集してがんを撃退しようと考えている。
ゲノム編集とは、細胞の中の遺伝子を書き換え、生命を自由にデザインする医療技術で、イメージは、映画フィルムの編集のようなもの。
体内に特別な物質を注射で注入すると、その物質が特定の遺伝子を見つけ、その部分を切り離す。切り離された端と端は結合する。
また異常な遺伝子を修復する物質もある。
ゲノム編集でトップクラスに急浮上しているのが中国。
中国の国家科学院では、一例として運動神経が麻痺して手足に力が入らなくなる難病グルタル酸血症のゲノム編集による研究が行われ、マウスの実験では、正常な遺伝子を組み込んだところ、1か月で歩けるまで回復した報告もある。
その中国・国家科学院で全く新しいがん治療の研究が始まっている。それが、がん細胞を攻撃してくれる白血球T細胞。
しかし白血球T細胞は、PD1という部分をがん細胞により塞がれてしまうと働きが弱められてしまう弱点がある。
そこでゲノム編集でPD1そのものをなくし、さらにがん細胞を見つけて捕まえる物質(CAR)を作る遺伝子を付け加えたスーパーT細胞を作った。
すると、動物実験だが48時間後のがん細胞の死滅率は、普通のT細胞が15%であるのに対し、スーパーT細胞は90%以上という実験結果が出た。
しかしPD1には免疫反応が過剰にならないようにする安全装置の役割がある。
マウス実験では、自己免疫疾患が起きるという報告もあるため、そのような危険性も考えながら、がんを抑える必要があるのだ。
アメリカ・ロサンゼルスでゲノム編集による世界ではじめての臨床試験が始まっている。
エイズ患者の治療を対象に、エイズウィルスがリンパ球の突起に結合・内部へ侵入し増殖する特徴から、その突起をもたないリンパ球をゲノム編集で作成。
そのリンパ球を体内に注入し増殖させることで、エイズウィルスを撃退する治療では、免疫力が増加し、薬が必要なくなり、健康な人と同じ生活をおくるひとも出てきている。
がん治療の最新治療 ゲノム編集でスーパーT細胞を作る
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ゲノム編集でがんを撃退する
今人間の遺伝子をゲノム編集してがんを撃退しようと考えている。
ゲノム編集とは、細胞の中の遺伝子を書き換え、生命を自由にデザインする医療技術で、イメージは、映画フィルムの編集のようなもの。
体内に特別な物質を注射で注入すると、その物質が特定の遺伝子を見つけ、その部分を切り離す。切り離された端と端は結合する。
また異常な遺伝子を修復する物質もある。
海外で進むゲノム編集
ゲノム編集でトップクラスに急浮上しているのが中国。
中国の国家科学院では、一例として運動神経が麻痺して手足に力が入らなくなる難病グルタル酸血症のゲノム編集による研究が行われ、マウスの実験では、正常な遺伝子を組み込んだところ、1か月で歩けるまで回復した報告もある。
中国で進むゲノム編集によるがん治療法
その中国・国家科学院で全く新しいがん治療の研究が始まっている。それが、がん細胞を攻撃してくれる白血球T細胞。
しかし白血球T細胞は、PD1という部分をがん細胞により塞がれてしまうと働きが弱められてしまう弱点がある。
そこでゲノム編集でPD1そのものをなくし、さらにがん細胞を見つけて捕まえる物質(CAR)を作る遺伝子を付け加えたスーパーT細胞を作った。
すると、動物実験だが48時間後のがん細胞の死滅率は、普通のT細胞が15%であるのに対し、スーパーT細胞は90%以上という実験結果が出た。
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スーパーT細胞の安全性と課題
しかしPD1には免疫反応が過剰にならないようにする安全装置の役割がある。
マウス実験では、自己免疫疾患が起きるという報告もあるため、そのような危険性も考えながら、がんを抑える必要があるのだ。
アメリカではゲノム編集医療の臨床試験が始まっている
アメリカ・ロサンゼルスでゲノム編集による世界ではじめての臨床試験が始まっている。
エイズ患者の治療を対象に、エイズウィルスがリンパ球の突起に結合・内部へ侵入し増殖する特徴から、その突起をもたないリンパ球をゲノム編集で作成。
そのリンパ球を体内に注入し増殖させることで、エイズウィルスを撃退する治療では、免疫力が増加し、薬が必要なくなり、健康な人と同じ生活をおくるひとも出てきている。
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