人間国宝の技と健康法に迫る!所さんの目がテン!
現在、人間国宝は111人で平均年齢はなんと78歳!今回は人間国宝の技と健康法に科学で迫ります。
2016年6月5日O.A.
人間国宝の正式名称は「重要無形文化財保持者」といい、大きく「工芸技術」と「芸能」に分けられます。
また定員も116人と決められており、これは特別助成金予算が2億3200万円で一人年間200万円の特別助成金が支給されるため、その数が116人となるのです。
1人目は東京都千駄木にお住まいの鍛金の人間国宝・田口壽恒(としちか)さん76歳。
鍛金とは金槌で叩くことだけで、形を作っていく技法のこと。
40年前、朧銀(おぼろぎん)という脆い素材に挑み、半年以上掛けて作品を仕上げることに成功。新たな素材を開拓した功績が評価され人間国宝に!
田口さんの職人歴は56年。今でも1日8時間は金槌を振り続け、肩こりなどはないといいます。
その健康法は、軟式テニス。その競技歴は60年以上。
専門家は、田口さんに肩こりがなく健康なのは、テニスにより大きな可動領域が保たれ、その中で関節を動かせているからだと分析します。
また軟式テニスは硬式に比べ、体への負担が少なく、高齢になっても続けやすいというメリットがあるそうです。
2人目は東京都新宿にお住まいの歌舞伎舞踊の人間国宝・西川扇蔵(せんぞう)さん87歳。
歌舞伎舞踊とは、日本舞踊の一種で、歌舞伎の劇中に演じられる舞踊のこと。西川さんは5歳から始め、60歳の時に人間国宝に認定されました。
専門家に西川さんの健康を分析してもらうと
・布団を上げ下げ、階段の上り降りなど、日常生活の中で足腰が鍛えられている。
・一回の咀嚼回数が50回と多い。この咀嚼力が、舞踊での強く踏む動作を実現しさせ、双方を強化しているといいます。
その咀嚼力を計測してみると、22~35歳の男性と比べても強いことが分かりました。ちなみにほとんど自分の歯なんだそうです。
3人目は石川県加賀市にお住いの、木工芸の人間国宝・川北良造さん81歳。
1994年、60歳の時に人間国宝に認定され、これまで大きな病気もなく現在も現場の第一線で活躍しています。
ろくろで木材を回転させ、かんなで気を削りだし、器を作っていきます。
中でもスゴイのは、1mm幅の中に6本の溝を均等に掘る「筋挽き(すじびき)」という技法。この作業には高い精神の集中力が必要となります。
そのために心掛けているのが、家訓でもある腹八分目。
専門家によると、満腹の状態では、血液が消化管に流れてしまい、脳に分配されないため集中力が落ちるのだといいます。
さらに、腹八分目によるカロリー制限により、サーチュイン遺伝子(長寿遺伝子)が働き、長寿になるばかりか、若々しくという実験結果もあります。
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2016年6月5日O.A.
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人間国宝は定員が決まっていた!?
人間国宝の正式名称は「重要無形文化財保持者」といい、大きく「工芸技術」と「芸能」に分けられます。
また定員も116人と決められており、これは特別助成金予算が2億3200万円で一人年間200万円の特別助成金が支給されるため、その数が116人となるのです。
鍛金の人間国宝 その健康法は軟式テニス
1人目は東京都千駄木にお住まいの鍛金の人間国宝・田口壽恒(としちか)さん76歳。
鍛金とは金槌で叩くことだけで、形を作っていく技法のこと。
40年前、朧銀(おぼろぎん)という脆い素材に挑み、半年以上掛けて作品を仕上げることに成功。新たな素材を開拓した功績が評価され人間国宝に!
田口さんの職人歴は56年。今でも1日8時間は金槌を振り続け、肩こりなどはないといいます。
その健康法は、軟式テニス。その競技歴は60年以上。
専門家は、田口さんに肩こりがなく健康なのは、テニスにより大きな可動領域が保たれ、その中で関節を動かせているからだと分析します。
また軟式テニスは硬式に比べ、体への負担が少なく、高齢になっても続けやすいというメリットがあるそうです。
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歌舞伎舞踊の人間国宝 その健康法は咀嚼力と足腰強化
2人目は東京都新宿にお住まいの歌舞伎舞踊の人間国宝・西川扇蔵(せんぞう)さん87歳。
歌舞伎舞踊とは、日本舞踊の一種で、歌舞伎の劇中に演じられる舞踊のこと。西川さんは5歳から始め、60歳の時に人間国宝に認定されました。
専門家に西川さんの健康を分析してもらうと
・布団を上げ下げ、階段の上り降りなど、日常生活の中で足腰が鍛えられている。
・一回の咀嚼回数が50回と多い。この咀嚼力が、舞踊での強く踏む動作を実現しさせ、双方を強化しているといいます。
その咀嚼力を計測してみると、22~35歳の男性と比べても強いことが分かりました。ちなみにほとんど自分の歯なんだそうです。
木工芸の人間国宝 その健康法は腹八分目
3人目は石川県加賀市にお住いの、木工芸の人間国宝・川北良造さん81歳。
1994年、60歳の時に人間国宝に認定され、これまで大きな病気もなく現在も現場の第一線で活躍しています。
ろくろで木材を回転させ、かんなで気を削りだし、器を作っていきます。
中でもスゴイのは、1mm幅の中に6本の溝を均等に掘る「筋挽き(すじびき)」という技法。この作業には高い精神の集中力が必要となります。
そのために心掛けているのが、家訓でもある腹八分目。
専門家によると、満腹の状態では、血液が消化管に流れてしまい、脳に分配されないため集中力が落ちるのだといいます。
さらに、腹八分目によるカロリー制限により、サーチュイン遺伝子(長寿遺伝子)が働き、長寿になるばかりか、若々しくという実験結果もあります。
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2017-06-15 09:25
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