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治らない五十肩‥20の病院でもわからなかっ肩の痛みの原因とは?

フラワーショップ経営の57歳の男性に襲いかかった
『みんなの家庭の医学』2016年1月26日O.A.

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肩の痛みの症状


長嶋さんは、フラワーショップを営む57歳の男性。右肩に原因不明の痛みが出始めたのは10年以上前‥

・腕を上げる度に右肩が痛む

診察


まずは問診から‥
①症状の経過は?→10年前から
②痛みのきっかけは?→パソコンのやり過ぎ‥
③寝てる時、休んでいる時の痛みは?→寝返りの時痛む
④痛みで目覚めるときは?→毎晩ある
⑤他に病気は?→糖尿病で今朝の血糖値は116
⑥ヘモグロビンA1cは?→6.2(正常値)
⑦何人暮らし?→3人
⑧介護が必要な方は?→いない
生活上の負担や精神的な悩みがないかチェック

この問診から、肩そのものに異常があると診断しました。


レントゲン画像による所見


レントゲン画像では、関節内に少し白い影、大結節と肩峰に少し骨厚画像(若干すり減っているの)が見られました。

ここから、肩関節外来のリーダー・井樋先生の診察が始まります。
まずは肩関節の動作チェックから‥
①肩の筋肉に損傷がないか、様々な角度から筋肉に負荷をかけ、肩の筋肉を1つずつ検査→異常なし

②筋肉と骨をつなぐ肩関節の腱をチェック→強い痛みが出るのは、腕を高く振り上げきった時と腕を横にひねった時だけでした。

肩関節の腱をチェック

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MRI画像による所見


井樋先生は、肩の上の腱(腱板)が上の骨と擦れて傷んでいる可能性を指摘。

病院ではカンファレンスが行われ、レントゲンに写っていた白い影の正体が、関節唇の炎症による石灰化か、骨が砕けた遊離体なのかが議題に‥

大結節と肩峰のレントゲン写真

MRI撮影を行うと、その画像から、腱板の2箇所に腫れが認められたもののごく僅かでした。

そして井樋先生が指摘したのは、腫れが認められた腱のうち、一番上に位置している腱に毛羽立って見える箇所が確認されたのです。

毛羽立っている腱のMRI画像

五十肩の正体は、腱板炎


MRI画像から井樋先生は腱の表面がわずかに千切れ始めていると推測。

それを確認するため、毛羽立っている腱に麻酔を打つことにしました。

長嶋さんに、異常のある箇所を模型で丁寧に説明したあと、毛羽立っている腱に麻酔を注射。すると痛みがなくなりました。

その結果、五十肩の正体は、腱板炎であることが判明。

あとは肩の痛みを減らすため、腱板を支える筋肉を鍛えるストレッチ法を教えてもらい、自宅で毎晩行うことに‥

現在長嶋さんは、肩の痛みが徐々に治まってきたと言います。


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