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北方領土返還交渉 池上彰のニュース大辞典

1956年の日ソ共同宣言から今日で60年になります。そこで今回は北方領土返還交渉について取り上げます。
2016年10月19日O.A.池上彰のニュース大辞典から

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北方4島とは?


北方4島とは?

北方4島とは、択捉、国後、色丹、歯舞(歯舞は正式には群島)を指します。

これら4島は日本の領土ですが、第2次世界大戦の終戦の際にソビエト軍が侵攻しました。

それ以来実効支配され、ロシア人が住んでいます。

日ソ共同宣言時の北方領土返還交渉


日ソ共同宣言時の北方領土返還交渉

これまで一部を返還される可能性がありました。国交を回復した60年前の日ソ共同宣言のときです。

その時の北方領土返還交渉ではソ連は「歯舞、色丹」の2島返還案を出しました。

このとき2島返還は実現されませんでしたが、それはアメリカが「2島返還で妥協するな」と言ってきたからです。当時は冷戦の時代で、アメリカは日本とソビエトが接近することを警戒したためです。

日本が2島返還案を受け入れなかったため、北方領土問題は棚上げになりました。そのため「平和条約」ではなく「共同宣言」という形になったのです。

日本はあくまで4島の返還を求めていて、ソ連が崩壊後もロシアとの間で難しい交渉が続いています。

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交渉が進む可能性


交渉が進む可能性

安倍総理は12月にプーチン大統領を地元の山口県に招いて会談します。

共同宣言から60年ということもあり、ここで北方領土問題を動かしたいという気持ちがあります。

プーチン大統領と個人的に親しいのも追い風です。

プーチン大統領はウラジオストクで会談した際「北方領土問題の解決の必要性については一致している」と述べました。

ロシアは原油価格の下落や欧米からの経済制裁で景気が悪化しています。北方領土問題で日本に恩を売って、極東の開発などで支援してもらおうという思惑もあります。

柔道家でもあるプーチン大統領はかつて「引き分け」という日本語を使って北方領土問題の決着に意欲を示しました。

交渉が進む可能性


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