核兵器禁止条約の賛成国は100カ国以上!!アメリカと日本はどっち？核の傘池上彰のニュース大辞典

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核兵器禁止条約の賛成国は100カ国以上!!アメリカと日本はどっち？核の傘池上彰のニュース大辞典 [編集]

13日から国連総会が始まりました。テーマの一つが核兵器禁止条約の扱いです。
2016年9月14日O.A.池上彰のニュース大辞典から

国連総会で核兵器禁止条約が議論本格化

今年5月被爆地広島から世界に向けて、「核兵器のない世界を追求する」というメッセージが発信されました。

しかし残念ながら核兵器を明確に禁じる国際法がなく、核兵器はいつでも使用できる状態にあります。

今回の国連総会では、核兵器禁止条約についての議論が、初めて本格化する見通しです。

今まで核兵器禁止条約はなかった？

今まで核兵器禁止条約はなかったのは反対する国が多かったからです。

アメリカ、ロシア、イギリス、フランス、中国など、核兵器を持っている大国は強硬に反対しています。

戦後、核兵器が抑止力になり戦争を防いできたと考えているからです。

今まで核兵器禁止条約はなかった？

核兵器禁止条約の推進派と思われる日本も、アメリカの核の傘に入っているため「反対派」なのです。

日本は核兵器を持っていませんが、万が一他国から核兵器の攻撃を受けた場合、アメリカがその攻撃をしてきた国に、報復するというのが「核の傘」です。

日本は北朝鮮や中国を脅威に感じていますが、アメリカの核の傘に入っている限り、こうした国から核兵器の攻撃を受けることはないと考えています。

日本以外でもこうした核の傘に入っているは多くあります。

核兵器禁止条約の推進派の国は？

オーストリアやメキシコなど、国連加盟国の半数を超える100カ国以上が核兵器禁止条約の交渉開始を支持する姿勢を示しています。

核兵器の非人道性への議論が深まり、推進派の勢いが増しています。

しかし核兵器を保有している国と保有していない国との対立の構図は続いています。

唯一の被爆国、日本の動向に世界が注目しています。