SSブログ

中国のAIIBの本当の狙いは自国の輸出拡大だった!!

経済が減速する中国。その中国が景気回復に使おうとしているのがAIIB(アジアインフラ投資銀行)だ。

国際機関として立ち上げたはずのAIIBを自国の景気回復のために利用しようとする中国の狙いを見て行こう。

2016年2月10日放送の「クローズアップ現代 混乱の世界経済“負の連鎖”はとまるのか」から

スポンサーリンク

中国のAIIB戦略 狙いは輸出拡大


AIIB.jpg

中国が主導するAIIB(アジアインフラ投資銀行)は、膨大な需要が見込まれるアジアのインフラ建設に資金を提供し、支援することが目的とされる。

国内経済が低迷する中、アジアのインフラ需要を中国の成長に取り込む戦略と見られている。

供給先を低迷する中国国内から、海外への輸出に回そうと考えているのだ。

中国政府のもう一つの狙い


中国政府が狙っているもう一つが、人民元の使用拡大だ[*1]。

その先駆けとなったのが、インドネシアで中国との貿易で人民元の使用を決定したことである。

インドネシアとしては、ドル高によって原料の輸入コストが値上がりしているためである。

ある中国のシンクタンクでは、AIIBが海外進出の助けとなり、アジアの国々もAIIBの支援を通じて中国の鉄鋼やセメントを必要とする。ウインウインの関係だと話す。

スポンサーリンク

AIIBの化けの皮がはがれるとき


AIIBは中国主導とはいえ、国際機関として立ち上がったものだ。

しかし、ここまでの話からすると、中国経済の減速(設備などの過剰状態)を、海外輸出でカバーしよう(または補おう)としているのではないか?

また経済の専門家に言わせると、今中国に必要なのは内需換気のはずなのに、外需で無理やり景気を保とうとしている。これはやるべきことがまるっきり逆方法だという。

補足情報


[*1]人民元の使用拡大の先にあるのは、基軸通貨にすることだ。基軸通貨になれば、自国の通貨で支払いや受取りが可能になり、為替レートを気にすることがなくなる。

スポンサーリンク


nice!(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。