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所さんの目がテン!長岡技術科学大学の先生がイノシシ対策に挑戦

自然をテーマに研究してきた科学者たちが田舎暮らしを実践する企画「かがくの里」で、長岡技術科学大学の山本麻希先生が、イノシシ対策に協力しています。

2015/01/31放送の「所さんの目がテン!」から

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科学者が考えるイノシシ対策


イノシシ対策に望むのが長岡技術科学大学の山本麻希准教授[*1]。

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かがくの里を回ってみると、そこかしこにイノシシの足跡と掘り返した跡を発見!
しかも去年仕掛けた「電気柵」の手前で多く見つかりました。

なぜイノシシは人里に下りてくるのか?


山本先生曰く『イノシシの個体数が増えてきている』のも原因。
昔はイノシシが住む「山奥」と人間が住む「里」の間には「里山」と呼ばれる炭焼き用の山があり、山の手入れがされていました。

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すると、人の匂いや刈り払われた見通しの良い山だったため、臆病なイノシシは里まで降りてこなかったのです。

しかし炭を使わなくなったため、山の手入れがなくなり、里のすぐ裏が山奥状態に。
イノシシのは人目に触れずに里まで降りてこられるようになったと言います。

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イノシシ対策のカギは里山の手入れ


このままの状態だと、そのうち電気柵も学習し柵をなぎ倒して里に入ってくる可能性があると言います。
そこで山本先生は、里の近くにイノシシを長居させない環境を作る必要があると言いました。

里山の手入れの方法の視察


そのお手本を視察しに京都市岩倉村松のかまわやまへ。(せっかく山本先生が研究しているのだから、新潟県に行けばいいのに‥)

その山は、落ち葉や枯れ枝が掃除され、山肌が見えていました。そしてこの手入れによって松茸を復活させようとしていました。今この山は「まつたけ山」と呼ばれています。

里山の手入れの成功例


次は里山の手入れの成功例があるという三重県の速水林業さんへ。
そこでは間伐[*2]が行われ、地面まで日光が指すようになり、多くの草木が生えるようになったのです。

かがくの里でも里山の手入れを


そこでかがくの里でも里山の手入れを始めることにしました。
今後も長岡技術科学大学の山本麻希准教授がイノシシ対策で活躍するようですので、乞うご期待!!

補足情報


[*1]長岡技術科学大学 野生動物管理工学研究室 山本麻希准教授

[*2]過密になってしまった木々の中で成長が悪い木を間引く事

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