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あさイチ再生医療の未来!乳房の再建や毛髪、皮膚の再生医療は実用も!

再生医療は臓器だけではなく、実は乳房の再建や毛髪、皮膚の分野まで広がっています。

また、臓器の機能改善だけでなく、ぞうきそのものを作る研究も始まっているのです。

ここからはそれらの再生医療についてご紹介します。

2016年1月20日放送の「あさイチ」から

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乳房の再生医療


Tさん(48歳)は、乳がんの手術でできたスプーンでえぐったような傷跡に悩んでいました。

そんなとき、国から初めて認可を受けて乳房の再建医療を行った鳥取大学医学部附属病院を知ったTさんは乳房の再建手術を行いました。

①お腹から脂肪を吸引

②取り出した脂肪を2つに分けて、一方から脂肪幹細胞を取りだす

③取り出した脂肪肝細胞を、もう一方の脂肪に混ぜ、脂肪肝細胞を多く含む脂肪を作る

④脂肪を胸のくぼみに注入する

再建12か月後のTさんの乳房のMRI画像が次です。画像を見る限り、くぼみはなくなっています。

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本人曰く、胸の柔らかさも前と同じであり、温泉にも行けるようになったといいます。


毛髪の再生医療


男の永遠の悩みでもある頭髪の脱毛。その毛髪の再生医療も行われています。

その第一人者が理化学研究所の辻孝チームリーダーです。

そして、次のマウスの頭を見てください。頭の天辺に生えているのが毛髪です。

さらに抜けても生え変わってくるというから、期待が高まります。

そして実用化されるのは、2020年頃と言われ、そう遠くない未来に実現しそうです。


皮膚(肌)の再生医療


大阪のある美容外科クリニックでは、自分の血小板を抽出し、顔の皮膚を再生させる治療が行われています。

このような美容でも再生医療を行う場合、厚生労働省に届け出ることが義務付けられています。

その法律の名前は「再生医療等安全性確保法」平成26年11月25日施行

対象となるのは、美容外科、整形外科、歯科、細胞を培養する企業などです。

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臓器そのものを作る


ここまでは、臓器の機能や一部を再生させる話でしたが、ここからは臓器そのものを再生させるお話です。

心筋シートを何枚も重ね合わせて、心臓を作ろうと研究が奨められていますが、血管を通して、血が通わすことがまだできていません。

しかし肝臓で血管を通すことに成功したところがあります。それが横浜市立大学の谷口秀樹教授の研究チームです。

まずは、iPS細胞を肝臓の細胞に分化させます。そして細胞をつなぐ細胞と血管を作る細胞を混ぜ合わせます。

ai160120d336.jpg

すると72時間かけて、細胞がひとつの塊になりました。それを培養したところ3ミリほどの肝芽ができたのです。

この肝芽を健康なマウスに移植したところ、白かった肝芽に血管ができ、地が流れ始めたのです。


脳は作れるか


脳細胞実質そのものを作るのは難しいそうですが、脳梗塞とかで、間葉系幹細胞を使って血管を通わせることで、機能が改善するというデータがあり、海外では治験に成功しているそうです。

なお日本では近々始まるそうです。

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