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あさイチ再生医療の未来!パーキンソン病、腎臓など実用化はいつ?

再生医療=iPS細胞というイメージが強いと思いますが、再生医療はiPS細胞だけではありません。

ググッと身近になっている再生医療の今をご紹介します。

2016年1月20日放送の「あさイチ」から

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心臓の再生医療


3年前、Hさん(23歳女性)の身に起こったのは「感染性心内膜炎」。重い心不全になり、治療は、人工心臓か心臓移植しかありませんでした。

そんな彼女がであったのが大阪大学医学部附属病院で臨床が始まっていた再生医療。

Hさんの主治医、澤芳樹さんが行ったは心筋シート5枚を心臓の表面に貼るという手術。

心筋シートはHさんの筋肉から作られ、心筋シートを心臓に貼るとサイトカインという物質が心臓の細胞を活性化し毛細血管が作られ、その結果心臓が回復されると考えられています。

Hさんの手術は2時間。1か月後に退院。2年後の今は普通の生活が遅れるようになっています。


心筋シートが保険適用に


なんとこの心筋シートによる手術には、保険が適用されます。

ただし対象は「虚血性心不全」のみ。その治療費は443万円!(1476万円の3割負担)

しかし、高額療養医療制度を使えば、約23万円(標準月額報酬28~50万円の場合)と手が届く所まで来ているのです。

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iPS細胞による再生医療


iPS細胞以外の再生医療の例をご紹介しましたが、やはり再生医療といえば、iPS細胞を思い浮かべるのではないでしょうか。

現在、iPSから心臓の細胞を作り、心筋シートにしたものを猿で効果や安全性を確かめています。

1~2年以内には人を対象とした臨床試験もスタートさせる予定だといいます。


山中伸弥教授の予想


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NHKのインタビューで山中教授は、“実用化”が誰もが保険診療で受けられるのは、最低でも5年もしくは10年ぐらいかかると予想しています。

そのあと、パーキンソン病や心臓の病気も続いていくとおっしゃっていました。


再生医療の未来


では、各部位(一部)の再生医療はいつ実現していくのでしょうか?

その実現化を時間軸にして表したのが次です。

2016~2017:角膜【i】、皮膚、心筋シート

2018~2019:パーキンソン病【i】、がん免疫細胞【i】、心筋シート【i】、すい臓(糖尿病)【i】

2020~2021:涙腺、唾液腺、せきずい【i】

2022~2023:歯(歯周病)

2024~2025:じん臓【i】

※【i】はiPSによる再生医療です。

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かなり、身近になってきた感が強いと思いませんか?

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