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ギリシャ危機の原因はユーロにだった!?わかりやすく解説します!!

わかるようでわからなかったギリシャ危機の原因と傷口を広げた原因をわかりやすく解説します。

池上彰の学べるニュースから

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ギリシャの借金額


2009年度の財政赤字は、4兆8千億円。これに今までの借金を合わせると38兆円にものぼると言われていのです。


ギリシャの借金の理由


ギリシャが莫大な借金をしている理由が2つあります。それが

・国民の人気取り政策(国民にやさしい政策)
脱税の横行

です。


国民の人気取り政策


“国民の人気取り政策”は大きく2つに分けることができます。一つが「手厚い年金」です。

ギリシャでは現役収入の8割の年金がもらえます。また受取額は減りますが、54歳から受け取る方法もあります。

もうひとつは、公務員の給料が非常に良いことです。


脱税の横行策


ギリシャでは、レシートの発行を少なくし、売上を少なく申告することで、納める税金を少なくしようとする店が多くあります。

その脱税額は年間2兆円とも言われ、税収の5分の1に相当します。

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ギリシャ危機(財政破綻)の原因はユーロから


ギリシャは観光業がGDPの7割を占める国ですから、EUに加盟し通貨を両替の必要がないユーロにして、観光客の数を増やしたかったわけです。

しかしEUに加盟すると、勝手に金融政策をとることができなくなります。もしユーロ前の通貨「ドラクマ」であれば

財政危機→ドラクマ安になる→外国からの観光客が増える→ギリシャにたくさんのお金が落ちる

ということもできました。また次のような景気回復も望めたかもしれないのです。

・金利が下がる→企業が活発化する
・ドラクマ安→輸出が増える→経済が活発化する


ギリシャがとった政策


前述のような金融政策が打てないギリシャは、増税することで借金を減らす手に出ます。

この増税が今までの国民にやさしい政策とは、真逆の政策となり国民の大反発を招くことになったのです。


EU諸国の対策


ギリシャの国債を買っているEU諸国もギリシャが破綻すれば、自国の経済にも大打撃を受けてしまいます。

そこでEU諸国はギリシャを助けるために、このとき9兆円の融資を行った(2010年以降)のでした。

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