テロ対策　池上彰のニュース大辞典

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テロ対策　池上彰のニュース大辞典 [編集]

26日（木）からG7 伊勢志摩サミットが開催されるにあたり、4日間に渡って伊勢志摩サミットに関するキーワードを解説。今回はその第2回目です。
2016年5月24日O.A.池上彰のニュース大辞典

洞爺湖サミットを上回る規模の警備体制

サミット会場周辺には全国から応援の警察官が派遣され、8年前の北海道・洞爺湖サミット（2008年）の2万1000人を上回る規模の警備体制になっています。

さらに警戒が必要なのは、サミット会場だけでなく

『2005年グレンイーグルズで開かれたサミットでは、約600km離れたロンドンで、同時多発テロが起きた』例から、

政府はサミット期間中、東京・大阪など大都市圏の警備も強化します。

銃器対策部隊に自動小銃を配備

今回警察庁が特に警戒しているのが、パリのテロのように重武装したテロリストです。

そこでテロが起きた際、最初に対応する銃器対策部隊に、自動小銃を配備しました。

伊勢志摩サミットで自動小銃を配備

海上や空の玄関口の警備

巡視船や巡視艇が周辺を航行する船の船体番号を1席ずつチェックしています。

さらに狭い入江が多いことから、ゴムボートや小型船なども配備して警備にあたっています。

そして空の玄関口「中部国際空港」でも警戒が行われています。

先月から保安検査場の設置されたのが「ボディスキャナー」です。

ボディスキャナーは、スキャナー内で両手を上げて360度回転すると、微弱な電磁波で服を透視し、不審物を調べられるというものです。

これにより金属探知機が反応しない爆発物や金属製ではない刃物などの発見が期待されています。

伊勢志摩サミット　中部国際空港ボディスキャナー