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ドクターG 『風呂あがりに倒れた』で出てきた病名などの説明

このページは、2016/01/28の「総合診療医 ドクターG」で放送された 『風呂あがりに倒れた』で出てきた病名等の説明を集めたものです。

ドクターGでは、素人でもわかりやすく簡潔に病気の説明をしていますので、こちらのページでまとめてみました。

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[*1]椎骨脳底動脈解離


 椎骨脳底動脈は脳への2種類の動脈のうち、後ろ側にある血管で、その内側の膜が裂け、血液の流れが悪くなる病気。頭や首の痛み、めまいや意識を失う症状が現れる
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[*2]大動脈炎症候群


 高安病とも呼ばれ、大動脈や頸動脈の大きな血管に炎症が起きる病気。原因は不明だが、35歳までの若い女性に多く発症。発熱、めまい、体のだるさなど様々な症状が現れる

[*3]一過性脳虚血発作


 脳に血液を送る動脈に、血栓などが一時的に詰まることで、まひや感覚障害などの症状が現れる病気。血栓が留まったままになると脳梗塞になるが、血栓が流れたり溶けたりすると、一過性で収まる

[*4]失神と意識障害


 失神は、意識を失ったあと、数分で元に戻る。意識障害は、意識を失ったあと、脳の機能の一部が元に戻らない。失神の定義は、一過性に脳へ行く血流が少なくなった状態のため、貧血も失神の一種といえる

[*5]大動脈弁狭窄症


 心臓から全身に血液を送リ出す大動脈弁が十分に開かなくなる病気。多くは動脈硬化が原因。聴診で雑音が聞こえる


[*6]低血糖


 血液中の糖分が少ない状態。脳を動かすエネルギーが不足して失神することがある。空腹時に糖尿病の薬を飲むと低血糖になる場合がある

全身の血液の20%は脳に流れる。お風呂に入ったりお酒を飲むと、手足の血管が広がり血液が手足に流れ込むことで脳への血流が少なくなり失神することがある

[*7]ビタミン欠乏


 ビタミンB1やB12が不足すると、意識を司る脳の機能が低下する病気。手足のしびれが現れることがある

[*8]抗リン脂質抗体症候群


 血液が固まりやすくなる病気。血栓ができやすくなり全身の様々な血管が詰まる。脳梗塞や心筋梗塞の原因になる

[*9]肺塞栓症


 長時間同じ姿勢をとったことが原因で、足にできた血栓が血流に乗って移動し、肺動脈に詰まる病気。下肢の腫れ、呼吸困難、失神などが現れる

[*10]鎖骨下動脈盗血症候群


 大動脈から分岐して腕につながる鎖骨下動脈の一部が狭くなり、血が流れにくくなる病気。右側より血管構造がより複雑にできている左側に起こりやすいことが特徴。狭窄がある側の腕を動かすと失神することがある。

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脳には左右両側の血管から血液が送られている。左の鎖骨下動脈に狭窄が起きると、その先の左腕と脳に血液が流れにくくなる。

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左手を激しく動かすと、左手の血管が開き、右側から行くはずの血液が方向を変え、左手に引きこまれていく。

左の鎖骨下動脈に狭窄が起きると、右手に比べ左手の血流が少なくなり、血圧も低くなる

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